自律神経の乱れにご注意を!

2023.06.14

自律神経の乱れにご注意を!

みなさんこんにちは!加藤です!

先週から梅雨に入って、ジメジメする日が多くなりましたね(´;ω;`)

僕は、暑い日や湿度が高い日が苦手なので、これからの季節はつらくなってきます。

 

 

1日の気温差や気圧差が激しい時期は、身体の不調が起こりやすいです。人の体は、温度差が±5℃以上になると、体温調節機構である視床下部の働きが悪くなってしまいます。

視床下部は、自律神経の調節も行っているため、視床下部の働きが悪くなると自律神経の乱れも起きてしまいます。

今回は、『そもそも自律神経って何?』『聞いたことあるけどよくわからない』このような方も多くいると思いますので、詳しくお伝えしたいと思います。

 

 

自律神経の働き

そもそも自律神経は、交感神経副交感神経に分類されます。

交感神経副交感神経は相反する機能を持つ神経です。イメージでつたえるなら、交感神経は身体を活動的にする神経。副交感神経は身体を休ませる神経です。

具体的に言うと

交感神経が働くと、心臓の働きが活発になり、血管が拡張して、血流が増加して、各運動器(腕や脚の筋肉)に血液が行き届きます。

副交感神経が働くと、胃腸の機能が高まり、消化を促します。さらに、心臓・呼吸の働きが抑えられて身体を安静に保とうとします。

なので、運動や仕事をするときは交感神経が主に働き、食事や睡眠のときには主に副交感神経が働いていると言えます。

 

 

自律神経の必要性とは?

人の身体には生命を維持するために、身体の状態を一定に保とうとする機能があります。自律神経は、外部環境の変化(気温・湿度・気圧などの変化)があっても身体を一定の状態に保つために働きます。

私達の生きている地球は常に環境が変化します。朝・昼・夜で温度・湿度・日光量などが違います。大きな話で言えば1年の単位でも変化が多いです。この変化を外部環境の変化と言います。

人間はこの外部環境の変化でも自分の身体の内部環境(内臓や血液など)を一定の数値に保つことで生きることができます。例えば、真冬で外が-10度でも、真夏で外が40度でも体温は35~37度くらいで保ててますよね。

 

 

自律神経の乱れる原因とは?

外部環境の変化に適応するために働くのが自律神経ですが、この環境変化が慢性的に長期にわたって起きると自律神経は正常の機能を失うことがあります。

正常な機能とは、自律神経は交感神経と副交感神経が協調しあって環境の変化に適応します。つまり、常に交感神経だけが働き続けることはありません。

しかし、長期間の環境の変化で交感神経副交感神経どちらか一方が働き続けるとその協調関係が崩れてしまい、もう片方の神経の働きが停滞してしまいます。

その結果、『自律神経が乱れた』という状況になります。これを専門的には自律神経失調症といいます。

具体的な原因の例としては

過労・新入社員の職場のミスマッチ・職場の配置転換でのミスマッチ・職場や学校や家庭での人間関係のトラブル・失恋や家族の死去などがあります。

 

 

自律神経が乱れると?

自律神経が乱れる(自律神経失調症)とどんな症状が現れるのでしょうか。

簡単に言えば、呼吸・循環・消化・生殖・排泄の機能に異常が出ます。

具体的には…

身体症状は

耳鳴り、めまい、偏頭痛、動悸、ほてり、不眠、便秘、下痢、微熱、手足のしびれ、口やのどの不快感、頻尿、残尿感、慢性的な疲労、だるさ、

精神症状は

イライラ、不安感、疎外感、落ち込み、やる気が出ない、ゆううつになる、感情の起伏が激しい、あせりを感じる

 

これらの症状は一つだけ出るのでなく、同時に出ることが多いです。また、天気や季節によってその症状が強弱します。

 

 

自律神経の乱れは整う?

先ずは、そもそも自律神経が乱れた原因を考えることから始めます。そして、その原因を改善することに答えはあります。

現代の人に多い自律神経失調症は仕事・家庭環境・人間関係に原因が多いです。

この3つはそう簡単に改善することはできません。

原因を変えることができない場合は日常生活を少し工夫することで自律神経を整えることができます。

 

 

整骨院での治療法とは?

当院では、筋緊張を取るような治療・歪みを整え身体への負担を減らす矯正・微弱な電気を流し整える立体動態波・内臓機能を整える腸もみ耳つぼなど、その方に合わせた治療を行っております。

 

自律神経の乱れを整えて、様々な不調がでないよう心がけましょう!

それではまた!(^^)/



副院長 加藤 周平