【オスグッド】成長期の膝の痛みは早めのケアが大切!

2025.12.09

【オスグッド】成長期の膝の痛みは早めのケアが大切!

こんにちは、ハッピーロード尾山台整骨院です。
今回は、成長期のスポーツ障害として特に多い 「オスグッド(オスグッド・シュラッター病)」 について解説します。なぜ起こるのか?どこに通院すべきか?そして当院でできる治療やセルフケア方法まで、わかりやすくお伝えします。

■ オスグッドとは?(病態)

オスグッドは、膝のお皿の下にある脛骨粗面(けいこつそめん)という骨の突出部分に痛みや腫れが起きるスポーツ障害です。
成長期は骨が急激に伸びるため、太ももの筋肉(大腿四頭筋)が硬くなりやすく、その筋肉に引っ張られた脛骨粗面が炎症を起こすことで痛みが発生します。

症状としては

膝下の骨が痛む

走る・跳ぶ・屈伸で痛みが強くなる

膝下が触ると出っ張って痛い

運動後に特に痛みが強くなる
などがみられます。

■ 好発年齢

オスグッドは 10?15歳の成長期の男子に多い障害です。
女子も発症しますが、男子の方が運動量や筋力が大きいため、発症率は男子が高い傾向にあります。

■ 原因

オスグッドは主に以下のような要因によって発症します。

成長期による骨の急激な成長

大腿四頭筋(ももの前)の柔軟性不足

ジャンプ・ダッシュ・キックなど負担の大きい動作の繰り返し

フォーム不良や身体の使い方の癖

練習量の多さや休息不足

骨盤・股関節の歪みによる膝への過剰な負荷

痛みの場所だけでなく、身体全体のバランスが影響することが多いのが特徴です。

■ 整骨院と整形外科の治療の違い
● 整形外科での治療

レントゲンによる状態確認

消炎鎮痛剤や湿布の処方

アイシング指導

運動量の制限
整形外科は「診断」と「炎症の管理」に優れています。

● 整骨院での治療

筋肉・関節・骨盤バランスの改善

痛みの原因となる筋緊張の緩和

運動時の身体の使い方の調整

早期復帰を目指した機能改善
整骨院では「原因の解消」と「動ける身体づくり」が可能です。

当院では、痛みを取り除くだけでなく 再発しない身体づくり を重視しています。

■ 当院でのオスグッド治療
① ハイボルト療法

高電圧で深部の炎症や痛みを素早く抑えます。
即効性が高く、スポーツ選手にも人気の治療です。

② 骨盤矯正

骨盤の歪みは、膝への負荷を増大させる大きな要因です。
骨盤・股関節のバランスを整えることで、膝にかかる負担を根本から軽減します。

③ 立体動態波(立体動態波刺激療法)

立体的に電気を流すことで、筋肉の深部まで刺激が届き、
筋緊張の緩和・血流改善・治癒促進を行います。

④ 患部の手技施術

大腿四頭筋や太もも周囲の筋肉を丁寧に緩め、
筋肉の柔軟性を向上させ、痛みを引き起こす負担を減らします。

⑤ テーピング

運動時の負担を軽減し、膝の動きをサポートします。
試合前後のケアとしてもおすすめです。

■ 自宅でできるセルフケア方法
● 大腿四頭筋ストレッチ

膝の痛みの根本原因である太ももの張りを取るためのストレッチです。
痛みの出ない範囲で毎日行いましょう。

● アイシング

運動後に膝下が痛む場合は、10?15分のアイシングが効果的です。

● タオルストレッチ(もも裏・すねの筋肉)

前後の筋バランスを整えることで膝の負担軽減に役立ちます。

● 過度なジャンプ・ダッシュの控えめ

痛みが強い時は運動量を調整し、悪化を防ぎましょう。

■ まとめ

オスグッドは「成長期だから仕方ない」と言われることが多いですが、
適切にケアすれば痛みを抑え、早期復帰も可能 です。
痛みを我慢して運動を続けてしまうと長期化することも多いため、
早めの治療・身体のバランス調整が重要です。

ハッピーロード尾山台整骨院では、
一人ひとりの身体の状態に合わせたオーダーメイド治療で
早期改善と再発予防を目指しています。

膝の痛みでお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください!



院長 加藤 周平